月曜9時のparty people

ナンダカンダ藤井流星くんのファンが書きたい時に更新するブログ

中間淳太くんの10000字インタビューを読んで、そして総括

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淳太くんのMyojo10000字インタビューを読みました。2014年10月号(8月下旬発売)から続いたジャニーズWEST10000字インタビューシリーズも遂にラスト、またJr.時代に焦点を置いた10000字インタビュー連載自体も今回が最終回で次号からは愛と絆をテーマにした新たな10000字インタビュー連載が始まるとの事。最初に10000字インタビューをやると知った時は時期尚早だろと思ったりもしたけれど、ジャニーズWEST全員分を読み終えてデビュー1年目の今でしか聞けない話をたくさん知ることができたタイミングにまず感謝します。


Jr.時代の淳太くんについては、正直苦手なタイプでした(笑)その賢さとプライドの高さは絶対敵に回したくない人だったし、Jr.総個人戦になった時に対戦相手として当たったら確実に勝てないタイプ。当時7WESTのファンだった私は、BBVのコンサートで淳太くんが「キスマイのファンより7WESTのファンより幸せにします!」と言った話を又聞きして震えたのを覚えてます。淳太くん、大人げないなって。心を許した瞬間、この人に全部食われるぞ!って(笑)とても怖い存在でした。
その印象が変わったのはいつ頃でしょう。2012年の春から夏にかけて関ジュ内でユニット編成に大きく変化があって、バド濱と7WESTが揃って仕事をする機会が増えてきた辺りかな。2012年の11月にバドと7WESTが優馬くんと一緒にコンサートをしたんですけど、その時のMCで淳太くんが流星くんの事を何度も「おいポンコツ!」って呼び始めたんです。それまで流星くんの天然キャラって7WEST内でもファンの間でも知られてはいたけれど、その天然キャラの面白さを「ポンコツ」というたった4文字で端的に表現した淳太くんの視点に感服しました。ちょうどその頃AKBぱるるさんのポンコツセンターが注目を浴びていた時期で、そういう旬の話題を連想させたところも流石だなと。それからは流星くんに限らず、淳太くんは関ジュのツッコミ役としてもそのポジションを確立していきます。毒舌でみんなの面白さを引き出して弄っていくのに、たまにちょっと抜けててかわいらしいところもあって。デビューの為にはどんな手段も厭わないって顔で隙あらば自分ひとりだけでも抜け出そうとしているように見えていた淳太くんが、関ジュというチームの一員となってさらなる上を目指そうとしている姿。いつの間にか私は「あっ、この人の事を信用してもいいんだな」と思うようになりました。一度信用したら淳太くんほど心強い味方はいないと思います。2013年夏の松竹座舞台では流星くんとペアになるシーンも多く、淳太くんの存在には一方的に助けられていました。そうだねりゅせじゅんだね!
その一方で、言葉選びは時に過激でも(笑)ここまでファン想いな淳太くんに早くちゃんとしたホームが出来て欲しいと願う気持ちも生まれました。2013年の関ジュ全国ツアーオーラス。会場にいたファンの事を「チームメイト」と呼び出した淳太くんに対して、早く関ジュファンの総称としてあらしっくとかエイターみたいな名前を決めないと…私たち勝手にチームメイトにされてる!って焦りと面白さもありましたし。そんな淳太くんがデビューした今、ジャニーズWESTファンの事を嬉しそうに「ジャスミン」と呼びかけているのは本当にかわいい。

包み隠せないタイプの淳太くんは、インタビューでファンを安心させるような言葉を選んで話してくれた気がしました。それまでのメンバーの10000字を読んで何を話していたか内容を理解した上で、補足的に点と点が繋がるエピソードを披露してくれている。
みんなのインタビュー読んでると、ちょっとボカしてるけど、9月の『ANOTHER』の時点で、"7人でデビュー"って事務所から告げられてたんですよ。

これを頭に入れて初回の照史くんから最後の淳太くんまでを読み返してみると、ものすごい理解力が高まる。まさに、マンガの最終回で最後に真実が明かされてもう一度1巻から読み返すとあそこがああなっていたのか!と伏線が回収されていく時に通じるような感覚。ぼんやりと関西Jr.から何名かがデビューしますって話しか出ていなかったのであれば、4人でデビューが発表された時に3人は選ばれなかった事を即座に理解して次の道へと進んでいたかもしれない。またはもっと前にそれを察していたかもしれないだろう。しかし最初から7人でデビューという話が出ていたのなら話は別で。そう簡単には諦めきれない。神山さんが「何か悪い事したから自分は外されたのではないか」と真っ先に思い悩んだのも納得できる。日生ANOTHERの時に7人デビューの話が出ていたなら、同じ舞台で共演していた優馬くんもその流れを知っていたのかもしれない。全ては淳太くんの10000字を読んだ憶測でしかないけれど、私が何故彼らは最後まで7人に拘ったのか、と疑問に思っていたのが淳太くんのひとことで腑に落ちた。

そして、4人から7人のデビューに急遽変更された事により、やはり最初から7人横並びでいきましょうという話にする事は難しかった件について。淳太くんは7人が横並びに見えるよう、歌割や衣装の差について事務所の人に嫌われるくらい頭を下げにいったと語っていた。ここまではっきり言ってくれたという事は、今はそういった差もなく7人横並びでいれているんだとも取れる。特に濱流神3人はデビュー当時から歌割の少なさや何となく4人と比べると衣装の布量が少なめであるのをファンが感じとっては、その度に「またか…」というような悲しさが溢れる意見を目にする事も多かった。

デビューするまではデビューしたらJr.時代の足場が安定しない生活から抜け出せて悩みも全部解決するんだと思っていた私は、流星くんが7人でデビュー出来た事は本当に本当に嬉しかったけれど、追加で加入した立場というのもあっていざデビューしてもまたそのうち4人に戻されるのではないか、歌割や衣装の差について気づかないふりをしていくのが最良なのではないかと思っていた。あからさまな格差でメンバーの誰かを売り込むための戦略であれば理解はする。でも何となくこれ4人と3人で差があるのかな?と考え始めると、デビューして悩みは全て解決すると思い込んでいた明るいはずの未来は途端に雲行きが怪しくなった。

光が差し込んだのは去年の夏が終わる頃。重岡くん不在の舞台「台風n Dreamer」を6人でやり遂げ、流星くんの「アゲイン!!」や重岡くんの「ごめんね青春!」などドラマ仕事でグループを離れるメンバーが現れて、いざ7人全員が揃った時に逞しさと強さが見受けられるようになった。そして、彼らを売り出す大人たちが明らかに「7人」を大切に大事に扱うようになってきたように感じる。7人ってそんなの当たり前じゃないかと思うかもしれないけれど、やっぱり疑心暗鬼だった。いくら本人たちが頑張ったって、アイドルが売れるためにはまわりの大人たちの力が必要だ。その方向性が本人たちと同じだと確信できた時、私はやっとジャニーズWESTは7人でこれからも続いていくんだと安心する事が出来たのです。


ジャニーズWEST全員分の10000字インタビューを読み終えて、始まった当初はデビューに至るまでの真実を全て明かしてくれないと意味がないって思っていた。しかし本当の事なんか知らなくたっていいのだ。メンバーのどの回を読んでも、君たちのファンで良かった、ジャニーズWESTのファンになれてよかった、結局はそんなシンプルすぎる感想に行き着く。メンバーみんなが未来に希望を持って前を向いている。そんな彼らと一緒に見ていく今とこれからの方が私にとっては一番大事なものだよ。