月曜9時のparty people

ナンダカンダ藤井流星くんのファンが書きたい時に更新するブログ

推しが3年ぶりに地続きの場所に来てくれた話 〜CRAVITY THE 1st FAN-CON ‘CENTER OF GRAVITY’ IN OSAKA〜

デビューした時から好きなアイドルがいます。


CRAVITY(クレビティ)という韓国のグループなんですが、メンバーにグループ結成前から推しているカンミニくんがいるので「推しが所属しているグループをそのまま推してしまう」箱推しルートに乗っかり他のメンバーも好きになり、今ではグループ自体が大好きです。

今年の3月にリリースされた最新曲「Adrenaline」が恋に落ちた時のドキドキする胸の高鳴りを爆発させるかのようなパフォーマンスをメンバー全員制服でやるという最高のやつなのでみんな見てください!YouTubeのサムネイルはスタジャンだけどスタジャンも最高なんだよ。

カンミニくんに落ちた経緯は以前ブログに書きました。興味ありましたらこちらもぜひ。


このCRAVITY、デビューしたのが2020年4月というまさにコロナ禍で世の中のあらゆるものが止まり始めた時。もちろん韓国でもデビューして歌番組に出演しても観客は入れられずサイン会などのイベントもヨントンというオンラインでファンとコミニュケーションを取る形に変更。その後も対面ではファンを数十人に絞ってサイン会を行う事もありましたが客前でパフォーマンスをするという機会が全くないままデビュー1周年を迎え、私も「会えないアイドル」という存在にすっかり慣れてしまいました。むしろコロナ前のように現場がしょっちゅうあったら頻繁に韓国に行く事も出来ないし現場があったとしてもオンラインで配信してくれるのなんて稀だから、今はお金さえ払えば自宅で映像を見せてもらえるからラッキー♪ぐらいに思ってるふしさえあった。


コロナ禍2年目の2021年になるとジャニーズはアリーナクラスの現場も徐々に解禁され、韓国でも年末ぐらいからアイドルがそこそこ大きな会場でコンサートをする事例も出てきて有観客の現場が珍しくはなくなってきます。そして2022年。遂にCRAVITYも4月に初の単独コンサートが韓国で決まり、日本でもオンラインで見る事が出来たので気持ちを切らさずにいられました。ただ、4月〜GW頃から韓国のアイドルが堰を切ったように来日しどこかで何かしらの現場が始まっており、CRAVITYが日本に来てくれるのはいつだろう…こんなに他のグループが日本に来るようになったのならいよいよなのかな…そもそも本当に日本に来てくれるのかな…?と頭を抱えるのがやめられない。来る前から悩むなよって話なんですけど急に現場が決まっても休みの調整とか大変じゃないですか…。


そんな悩みを抱えつつ、CRAVITYはAdrenalineでの活動を無事に終えたその翌日にニコ生で生配信をすると告知が。わざわざ生配信するなんてこれは何か良いニュースがあるんじゃないかと期待して番組が始まるのを待つ私。MCが去年のニコ生特番でも一緒だった"Kドル現場にこの人がいれば安心"の古家オッパなのでオープニングから和やかに番組は進んでいき、途中で嬉しいお知らせがありますと日本FC開設と6月に大阪で初来日公演しますと発表が。

待って待って大阪??????????

関ジュ育ちのオタク、庭だが???????????????

いやこんなの私に都合が良すぎないか。いつかまた日本に来て欲しいとずっと待ち望んでいた推しが約3年ぶりに来日するのが大阪って。コンビニ感覚で行ける街じゃないか。大好きな街に大好きな人たちが来てくれる。会いに行ける。これは待って。

日程が月末ド平日という現実はひとまず置いといて行く以外の選択肢はないので、6月に入ってFCが開設されチケットの先行申込が始まるまで何も出来る事がない社会人オタクはやる気だけを持て余し必死に有給をもぎ取りました。ちなみにCRAVITY初来日現場の発表数日後にジャニーズWEST初ドームツアーも発表され、大阪でCRAVITYを見た翌日に京セラドームでジャニーズWESTを見られるというさらに私に都合が良すぎるスケジュールが組めてしまい笑った。ワハハ。


日本FC開設と同時に会員になり、チケットの先行申込をした後当落発表までの一週間が気が遠くなるくらい長くて当落発表前日からは胃も痛くなってくるし、ああでも当落でこんなに自分の気持ちが振り回される感覚も久方味わってなかったと当落発表時間に死にそうな顔でイープラスのマイページを開くとチケットがご用意されている。「はぁ〜〜〜〜」と声にならない声を出してほっとしました。私、CRAVITYの現場行けるんだ!


チケットが取れた安心感とデビューしてから一度も生で見た事がないアイドルを見に行く現実感のなさの間で揺れながら久しぶりの遠征準備もして、CRAVITYは公演2日前には大阪に到着しておりUSJで遊んだ様子などをSNSにアップしてくれてました。この時点でめちゃくちゃよく知ってる場所にメンバーがいるからバグる。本当に日本に、大阪にいる。新幹線だったらピュッと飛び乗ってすぐのところにいる。今まで会いたくても会えなかったのに何でそんな距離感おかしくなる近場にいるんだ。推し、ミューパラにゲスト出演してるんだけど慣れ親しんだABCラジオに出てる推しって何??wwwww

 


公演当日。新幹線に乗り勝手知る大阪に着き、新大阪駅でご飯を食べながらソワソワする私。初めてCRAVITYを見るのが漢江ではなく淀川を越えてなのがさらに実感を薄くさせる。会場付近にはLUVITY(CRAVITYのファンネーム)がたくさん集まっていて、普段孤独にLUVITYをしている者からするとこんなにいっぱいCRAVITYを好きな人たちがいる…!というのにまず興奮してしまいました。LUVITYの友達全然いなくてかわいそう私。CRAVITYの話してくれるオタクと知り合いたい…。


入場してZeppのドリンク代の高さに文句言いたくなるのも久々だしちゃっかりPayPay決済対応してんじゃないよと悪態をつき、欲しかったグッズも買えて自分の座席に座ってからもソワソワは止まらない。リメンボン(CRAVITY専用ペンライトの名前。ファンネームだけじゃなくペンライトにもちゃんと名前がある)に電池をセットする手も震えて落ち着かない。てか手が震えるのは当日ものすごい暑かったから軽い熱中症だったのではないかと後になって思ったりする。一人なので開演前に連番の友達とおしゃべりして気を紛らわす事も出来ず、口からあらゆるものが飛び出しそうな緊張で巨大なスクリーンが後方に設置されたステージを見つめ続ける私。開演数分前に会場のライトが少し暗くなり、注意事項のアナウンスが始まった辺りで緊張がマックス。


韓国での単独コンサートと同じ映像が流れて、巨大なスクリーンがゆっくりと上がりメンバー9人横並びの足元が見え目の前に推しの姿を確認した時の気持ちは忘れられません。

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画像元:CRAVITY、2年越しの初来日公演オフィシャルレポ「待っていてくれて、本当にありがとう」 | ぴあエンタメ情報

生で見るのは3年ぶり。CRAVITYとしては初めて。やっと、やっと…!!とても一言では表しきれないけれど、とにかく今日まで待っていてよかった。推しも活動を続けていてくれてよかった。それが奇跡的に重なった日が今日だった。現場に行って好きな人に会うのなんてチケット代を払ってお金さえあればいくらでも出来ると思っていた「当たり前」がそうじゃなくなった日々を過ごしているからこそ、この空間が大切で貴重だった。


メンバーは「実際に見る方がかっこいいでしょ?」と言ってましたが私は良い意味で今まで映像でしか見られなかったCRAVITYと実物にギャップがなくて、個人的にアイドルを好きになる事ってアイドルが発信しているものを自分のフィルターを通して受け取って、自分なりの像を形成して愛でていくものでもあると思っているんですが、実際見てみたら何か違うぞ…という違和感もなく映像だけを受け取り続けた2年間だったけど自分が受け取ってきたものはそれほどズレがなかったんじゃないかなと安心できたところもあります。この作業は現場だったら一番手っ取り早いんだけど現場がないと像だけが増幅して全然違う形になっちゃってたら怖いなぁと思っていたので。


コンサート自体は韓国の単独コンサートを軸に「FAN-CON」というタイトル通りファンと一緒に楽しめるゲームコーナーが間にあったりして、1日2公演あるし単独コンサートよりは曲数がかなり減ってもしょうがないかもと想像してた割に見たかった曲はだいたいやってくれたので満足度も高かったです。ゲームコーナーもCRAVITYのバラエティコンテンツ(公式YouTubeで CRAVITY PARKというオモロなシリーズを更新中)が大好きな私はそこで見るノリそのままだったりして楽しかったし。生で見てもオモロなんだなCRAVITY…。パフォーマンスの迫力もだけどそれにも感動してしまった。


初めて生で見るからなるべく双眼鏡を使わず全体を見るように心がけていたけれど、本編最後の曲「Adrenaline」は直近の活動曲でもあるしこの曲の推しが大好きだからスッと双眼鏡を構えて推しだけを見ました。この双眼鏡越しに推しと自分だけの世界を作れるのも現場の醍醐味のひとつ。曲が始まった早々に左足のスニーカーが脱げてしまいどうするのかと見守ってたら脱げたスニーカーをそっと舞台袖にスライディングさせ、君X1の時も片足靴が脱げちゃった瞬間の公式チッケムあったね…と古参ムーブかましつつ片足靴下姿で一生懸命パフォーマンスを続ける推しに好きを募らせていたら、曲の終盤いちばんいいところでパーン!って大量の銀テープが舞ったんです。ロゴとかも入っていない、何の変哲もないものだったけどきらきらの銀テープ越しに見る推しがとても輝いていて、片足靴が脱げてるのなんて忘れちゃうくらいに美しかった。この瞬間を見るために私は現場に行くし、生きてるって実感するんだと思った。


エンドロールも終わり会場内が再び明るくなって規制退場が始まってからようやくCRAVITYを現場で見られた現実を受け入れ始める私。夢じゃなくてこの目で見られたもの全部現実だったなぁ。長い時間はかかったけれどかかった時間は無駄じゃなかったと肯定してもらえたような現場だった。会場に集まった人たちのやっと会える!という期待と、日本のファンに楽しんでもらえるように色々と考えて全力で準備してくれたCRAVITY。その両方が合わさり現場で育まれた愛が心地よく幸せだった。直接声を出して伝える事が出来ないのは心残りだったけど、ペンライトを振ったり拍手で私の楽しかった気持ちが少しでも伝わっていたらいいな。

 

自分の記憶力ではとてもレポ的なものを書けそうにないのでぴあの最高ライブレポを貼っておく。

 


まだまだ手放しで安心して現場に通えるようになるには時間がかかりそうだけれど、この思い出があればしばらく大丈夫ってものをCRAVITYで作れたのは私にとって大きな前進になったと思います。


公式のダイジェスト映像見返す度に見たもの全部夢じゃなかったと極まってしまう…。これからも現場で楽しい思い出をたくさん作れますように。そしてCRAVITYのファン、もっともっと日本でも増えてくれ〜!