月曜9時のparty people

ナンダカンダ藤井流星くんのファンが書きたい時に更新するブログ

2021年に読んだ本リスト

元々読書は好きだけど数年前から意識的に本を読む時間を取るようになり、せっかくだから2021年の目標は「漫画以外の本を100冊読む」にしてみようと決めたのが今年の1月。1ヵ月に8冊以上読めばクリアできるじゃんと思ってコツコツ積み重ねていたのですが、無事に達成した記念にどこかにリストを書き残しておきたいなと考えていたところ友人も全く同じ目標を立てており、同じく達成してリストを公開していたので乗っかる事にしました。人の読書リストから次に読みたい本を探すのも読書の楽しみだと思っているなら自分もやろうの精神です。その中でも特に自分の心に残った本をいくつかのトピックごとに紹介してみます。

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ポテト食べながら読書中

 

時間を忘れて読んだ本

漫画の火の鳥は文庫版全巻持っているので新作が読める!と読み始めたら夢中で読み切ってしまった。読了後に手塚先生のプロットはほんのさわりだけと知って驚愕。タイムリープもので歴史改変が行われる重みをすごく感じたのは1900年代の話だからだろうか。

 

歳をとるのも悪くない

私が好きなアイドルことジャニーズWEST藤井流星くんが今年黒柳徹子さんと朗読劇をする事になり、その舞台「ハロルドとモード」がとてもとても良くてこんな素敵な舞台をライフワークにしていきたいと語る徹子をもっと知りたい!小さい頃に窓際のトットちゃんを読んだ記憶はあるけれど書籍もたくさん出していたはずだと探して読んでみた本。ここに出てくる人ほとんどがこの世にいない人ばかりで最初は悲しくなってしまったけど、こうして文章にしてくれなかったら素晴らしい人たちについて知られず忘れてしまうばかりだからやっぱり書き残していくのは大切だと思う。

 

将来老人になった自分…を想像しては気が滅入る日々。ノンフィクションでもフィクションでもおばあちゃんになったって好きなこと好きなだけやって大往生しよう!ワハハ!って元気をもらえた本。都築響一さんの本は圏外編集者にもすごい勇気づけられました。

 

韓国いろいろ

2019年ごろからK-POPにもハマっているので関連していそうな書籍もよく読みました

韓国文学も色々読んだ1年でしたが、こんな好みの作品に出会えた事が嬉しい。好きすぎて毎日少しずつ読んでたから終わるのがさみしかった。50人分(本当は51人らしい)の短編が詰まってて、出てくる人たちは所々で繋がっているという構成も好き。「主人公がいないと同時に、誰もが主人公である物語」。構想が生まれたのは作者が東京を旅した時に渋谷のスクランブル交差点をビルの上から眺めていたら大勢の人々が一斉に行き交う様子を"美しい"と感じたから、ってエピソードも好きです。

 

考察する事が苦手だとずっと思っていたのは答えを決めなきゃいけないところが苦手なんだなとこの本を読んで気づいた。だから答えが出ないただのおしゃべりをもっと聞いてみたい。読了後に映画お嬢さん(字幕版)に興味が出て観てみたらめちゃくちゃ面白かった。こういう広がりが得られるのも読書のいいところ。

 

「自分の感受性ぐらい〜」で有名な詩人、茨木のり子さんの本。K-POPに興味を持った人にありがちな"推しの言語を学びたい"欲で私もハングルを少しずつ勉強しているのですが、50歳を過ぎてハングルの勉強を始められたところに勇気をもらえるし、茨木さんの視点で語られる隣の国の物事はとても魅力的で学びがたくさんある。

 

やはりジャニオタなので

ジャニーズ関連の本も読みがち

シゲアキ先生の本は出るたびに読んでいたはずなのにそういえばこれ読んでなかったな?と2冊一気読み。おもしろかった…!映像化や舞台化されている作品がいくつかあるせいかシゲアキ先生の作品はどれも映像にイメージしやすくて私好み。

 

HiHi Jetsの作間くんが出演していた映画が面白くて、原作とどれぐらい一緒なのか気になり即読みました。10代の女の子の自分でもコントロールできないどうしようもないエネルギーが映画より原作の方が救いのある描き方だなと思います。その上で映画オリジナルで足された要素に唸ったり。そしてたとえ役に作間くんを見つけてきた人がすごい。

 

ジャニーズでこういう本がもっと出たらいいのに。「第3章 ジャニーズとディスコ」みたいなのを読みたい。

 

2021年読書リスト

全109冊。自分が興味を持って読んだ本ばかりだからどれも面白く読めた。

  1. ワイルドサイドをほっつき歩け --ハマータウンのおっさんたち
  2. くらもち花伝 メガネさんのひとりごと

  3. 文字通り激震が走りました (文春文庫)

  4. 朝鮮大学校物語

  5. K-POP 新感覚のメディア (岩波新書)

  6. 私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。 (マガジンハウスムック Hanako BOOKS)

  7. 娘について (となりの国のものがたり2)

  8. 中央駅

  9. 日本語と韓国語 (文春新書)

  10. チュベローズで待ってる AGE22

  11. チュベローズで待ってる AGE32

  12. スター

  13. たしなみについて (河出文庫)

  14. 私の少女マンガ講義 (新潮文庫)

  15. サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する

  16. pray human

  17. 彼女は頭が悪いから (文春文庫)

  18. 大都会の愛し方 (となりの国のものがたり7)

  19. 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」

  20. ジャニ研! Twenty Twenty ジャニーズ研究部

  21. 女性差別はどう作られてきたか (集英社新書)

  22. 男らしさの終焉

  23. オール・アメリカン・ボーイズ

  24. コンビニ人間 (文春文庫)

  25. しらふで生きる 大酒飲みの決断 (幻冬舎文庫)

  26. お砂糖とスパイスと爆発的な何か: 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門

  27. 夢で逢えたら (文春文庫)

  28. 韓国映画・ドラマ――わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020

  29. 地球星人(新潮文庫)

  30. ハングルへの旅 (朝日文庫)

  31. 自転しながら公転する

  32. 破局

  33. タダイマトビラ(新潮文庫)

  34. フィフティ・ピープル となりの国のものがたり

  35. 文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)

  36. K-POPはなぜ世界を熱くするのか

  37. オートリバース (単行本)

  38. お茶をどうぞ: 対談 向田邦子と16人

  39. 女に生まれてモヤってる!

  40. マジカルグランマ

  41. サード・キッチン

  42. 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)

  43. アーモンド

  44. きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

  45. 一度きりの大泉の話

  46. 屋上で会いましょう (チョン・セランの本 02)

  47. 消滅世界 (河出文庫)

  48. すごいぞ! はたらく知財 14歳からの知的財産入門

  49. 木になった亜沙

  50. 待ち遠しい

  51. ヒップホップ・ジェネレーション[新装版]

  52. 死にがいを求めて生きているの<電子書籍版 特典付き>

  53. 大阪

  54. 現代アメリカ文学ポップコーン大盛

  55. 阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし (幻冬舎文庫)

  56. パチンコ 上 (文春e-book)

  57. パチンコ 下 (文春e-book)

  58. 完全版 韓国・フェミニズム・日本

  59. 家族の味

  60. 女ふたり、暮らしています。

  61. 女が死ぬ (中公文庫)

  62. エトセトラ VOL.5

  63. ナイルパーチの女子会 (文春文庫)

  64. 野良猫を尊敬した日 (講談社文庫)

  65. 回復する人間 (エクス・リブリス)

  66. 大好きな町に用がある (SWITCH LIBRARY)

  67. トリニティ (新潮文庫)

  68. いきたくないのに出かけていく (SWITCH LIBRARY)

  69. 対岸の彼女 (文春文庫)

  70. となりの脳世界 (朝日文庫)

  71. 小さな心の同好会 (となりの国のものがたり8)

  72. 月イチ台北どローカル日記

  73. サバティカル

  74. 台湾レトロ氷菓店 あの頃の甘味と人びとをめぐる旅

  75. ギリシャ語の時間 (韓国文学のオクリモノ)

  76. もう死んでいる十二人の女たちと (エクス・リブリス)

  77. 東京ディストピア日記

  78. 持続可能な魂の利用

  79. 私がオバさんになったよ (幻冬舎文庫)

  80. 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

  81. 昭和史 戦後篇 1945-1989 (平凡社ライブラリー 672)

  82. ファッションフード、あります。: はやりの食べ物クロニクル1970-2010

  83. おいしいもので できている

  84. きょうの肴なに食べよう?

  85. 保健室のアン・ウニョン先生 (チョン・セランの本 01)

  86. 幕末史(新潮文庫)

  87. 50歳になりまして (文春e-book)

  88. つけびの村

  89. 小説『火の鳥』大地編 (上)

  90. 小説『火の鳥』大地編 (下)

  91. 男子部屋の記録

  92. 独居老人スタイル (ちくま文庫)

  93. 昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー 671)

  94. トットひとり(新潮文庫)

  95. 他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ (文春e-book)

  96. 正欲

  97. 「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし

  98. 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く (ちくま新書)

  99. 君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)

  100. 声をあげます (チョン・セランの本 03)

  101. 自信のない部屋へようこそ

  102. 何とかならない時代の幸福論

  103. 夜露死苦現代詩 (ちくま文庫)

  104. 東京するめクラブ 地球のはぐれ方 (文春文庫)

  105. ひらいて(新潮文庫)

  106. 失われた賃金を求めて

  107. この世にたやすい仕事はない (日本経済新聞出版)

  108. Neverland Diner――二度と行けないあの店で

  109. 圏外編集者

 

同時に漫画も合間に読んでいてDMMブックスのフェアには本当に助けられた1年でした。ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)を全巻読破できてよかったし夏は東京卍リベンジャーズ(1) (週刊少年マガジンコミックス)にすごいハマってた。各マンガアプリの無料開放のおかげで途中で読むの止まってたゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)も最新話まで追いつけたし。

 

家の本棚をこれ以上増やしたくないという気持ちが強すぎて図書館とブックカフェをフル活用して、あとは漫画も含め電子書籍で購入する事がほとんどでした。自分の性格的に期日までに返さないといけないとか時間までに読み切らないといけないとか追い詰められてる方がちゃんとやるので笑、そういう意味で図書館で借りた本を読むのが向いているのかも。電子書籍は買った時点で満足して積読するにもリアル本棚には買った本が見えないから数ヶ月したら存在を忘れてしまいがちなんですよね…。なんてもったいない。

読みたい本が見つからない時に侮れないのが雑誌の書籍紹介コーナーで、そこから気になる本を見つける事も多かったです。来年以降も読書は趣味としてライフワークにしたいので無理のないペースで続けていきたい。自分に刺激を与えてくれるエンタメはいっぱいあるけれど、読書はひとりでじっくり味わえるところがとても好きです。